ブラタモリで紹介された三保松原の様子 | 富士山が見えないこともあります(笑)

NHKの番組『ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯 初夢スペシャル~富士山・三保松原~』(2018年1月2日放送)で、静岡の三保松原が紹介されました。

静岡駅の地下道には番組紹介のポスターが貼ってあり、地元ではPRもばっちりといった感じでした(年末、夫の実家へ帰省中に発見)。

三保松原には以前行ったことがありますので、ブラタモリで放送されていた情報も交え紹介したいと思います。

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三保松原へのアクセス

清水駅

電車で行く場合、三保松原の最寄り駅は「JR清水駅」となります。

清水と言えばちびまる子ちゃん、清水には「ちびまる子ちゃんランド」という観光施設もあります(行ったことないけど)。

また清水について、私の中では清水市と認識しておりましたが、正しくは静岡市清水区となります(合併されたのですね)。

清水駅

三保松原へは清水駅からバスに乗り換えます。

三保方面行バス約25分「三保松原入口」下車、徒歩約10分程かかります。

道のりについては、半分住宅街のような場所にあるので少々わかりずらかったです。

三保松原

神の道

三保松原

三保松原では「神の道」と呼ばれるまっすぐな参道を通り、駿河湾と富士山が見える絶景を目指します。

三保松原

周囲は普通の住宅街となっており地味な印象です。

観光したのは5月で比較的たくさんの観光客がいましたが、この日はお空の様子がイマイチでした。

歩いてる人はたぶん「コレ富士山見えないんじゃね?…でも行ってみるしかない」という心境です(笑)

世界遺産・三保松原

三保松原

三保松原

海岸へと続く階段があり、ふもとにいくつかの立て札が立っていました。

三保松原

三保松原は1922(大正11)年3月8日に国指定名勝に指定されています。

三保松原

羽衣伝説に関する逸話などの紹介。

三保松原

三保松原は、2013年に世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成遺産のひとつに登録されています。

羽衣の松

三保松原

3万本あるという松林の中を歩いていきます。

三保松原

羽衣の松を示す立て札がありました。

羽衣の松とは、羽衣伝説にでてくる天女が羽衣をかけたとされる老松のことです。

三保松原

囲いの中に、羽衣の松がありました。

ふーんと眺めていると、どこからともなくガイドさんらしき人が現れ、「この羽衣の松は3代目なの」と教えてくれました。

屋久杉的なイメージをしてたので、ちょっと不意打ちなツッコミではありました(笑)

三保松原

2010年に、枝ぶりの良い木を選んで世代交代したのだそうです。

三保松原

近くに、2代目(先代)羽衣の松の跡地があります。

三保松原

2代目は枝葉が伐採され、加工が施されています。

三保松原

2代目羽衣の松が現役だったころの石碑でしょうか。

ちなみに、初代の羽衣の松は江戸時代に消失したとされているそうです。

三保松原

三保松原の地形について、ブラタモリの解説がありましたので紹介します。

三保松原は砂浜に比べ竹林がやや高い地形になっていたのですが、これは砂浜が風や波によって運ばれてきために自然の傾斜ができているそうです。また、松の木の生え方がナナメっているのも、同様に風の影響とのことでした。

三保松原の富士山ビュー

三保松原

三保松原の富士山ビュースポットにやってきました。

が、予想通り雲がかってしまい、その姿を拝むことは叶いませんでした。

(うっすらシルエットだけ見えているカンジ)

一般的に富士山は冬見えやすいといわれており、私が撮影した5月は霞がかかりやすいイマイチな時期だったみたいです。

お粗末ではありますが、以上が私の三保松原体験記です。

自分が行ったときは運が悪かったので、ブラタモリではさぞきれいな富士山を見せてくれるのだろうと期待していました。

そしたら、TVにもかかわらず空は全然曇ってて、タモさん御一行が富士山全く見えない状態でロケしていたのが逆に面白かったです。

ブラタモリ的「初夢×三保」解説

ブラタモリでの解説を簡単にまとめました。

三保松原を舞台にした美人画で、初夢に見ると縁起が良いとされている「一富士・二鷹・三茄子」が描かれている浮世絵が存在します。

「富士・鷹・茄子」は、いずれも幼少期と晩年を静岡で過ごした徳川家康が大変気に入っていたもので、そのルーツは静岡の三保にアリというのがブラタモリのテーマでした。

静岡のマンホール

上の写真は私が散歩中に撮影した静岡市内のマンホールです(ブラタモリで紹介されていたわけではありません)。

個人的に徳川家康といわれても江戸幕府しか思いつきませんでしたが、静岡市内では「静岡こそが家康が愛した場所である」的アピールがいたるところでなされていますよ。

一富士

富士山の景色の中でも、三保松原から見る富士は古来より珍重されていました。

平安時代、三保松原のある三保半島は半島ではなく、駿河湾に浮かぶ完全な島だったことがポイントです。

平安時代の三保松原の光景は、極楽浄土の再現とみなされた浄土式庭園の形式(寺院の前に池と島を配している)一致していたため、ありがたがられていたということです。

富士山を世界遺産に選定するにあたり、三保松原をくっつけるか否かで論議があったそうですが、最終的に三保松原がセットになったのは上記のような歴史があることが考慮されたのかもしれません。

二鷹

二鷹は、元は三保松原から見ると富士山の隣に見える(私が撮った写真では見えませんが…)「足高山」が二番目(富士山の次)に高いという意味だったらしいのですが、徳川家康が鷹好きだったことが相まって、鳥の鷹に転じていったとされています。

家康と鷹

上の写真は、正月時期の静岡市内の商店街に置いてあった家康人形です(ブラタモリで紹介されたわけではありません)。

徳川家康の隣に鷹をくっつけているので、やはり家康といえば鷹みたいなイメージがあるんだなと感じました。

三茄子

三保松原の南西に位置する徳川家康を祀った神社・久能山東照宮の1159段の石段にある、高い崖の地層から黒い石が出てきました。

三保半島折戸地区でも共通してみられる、この黒い石の土壌は茄子の栽培に適しているのだそうです。

三茄子は、江戸時代は家康に献上されていたであろう茄子がとても高価だったことに由来しているということでした。

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