映画「君の名は。」評価~いい年をした大人が見て良いものかどうか?

映画「君の名は。」が、あまりにも話題になっているので観てきました。

若者達が「聖地巡礼」などと盛り上がっているのを遠巻きに眺めながら、この映画アラフォーや40代以上が観て感動するものかどうか、気になっている人も多いのではないでしょうか?

そこでアラフォーの私が実際に映画館で観た感想をネタバレなしで書いてみました。

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映画「君の名は。」が興行収入100億円突破

基本データ

大ヒット上映中の新海誠監督作品『君の名は。』が、8月26日の公開から9月22日までの28日間で興行収入100億円を突破した。

引用元:クランクイン!

観客動員数は774万人(私もこの中の1人)。

数字を聞いてもピンとこない部分はありますが、映画館は確かに満員に近い状態でした。

若い人やカップルが多いようでしたが、中年の夫婦で来ている人もいました。

映画「君の名は。」の概要

メインキャスト

  • 立花 瀧(たちばな たき):神木隆之介
  • 宮水 三葉(みやみず みつは):上白石萌音

映画は、山深い田舎町に住む女子高生・三葉と東京都心で暮らす男子高生・瀧の心が入れ替わる物語で、すれ違う恋の切なさや彗星(すいせい)接近によって動かされる運命を描く。

引用元:朝日新聞デジタル

予告編だけ見たときは、自己陶酔ぽいラブストーリー?という印象で、たぶん観ることはないだろうと思っていました。

映画「君の名は。」の良かったところ

映画を見た後、質の良いSFを観たという満足感がありました。

恋愛ものとしての感動ポイントも多分にあったと思うのですが、それよりSF的インパクトが強く印象に残りました。

ザックリ言うと「バックトゥザフューチャー」的要素があります。

以下「君の名は。」を観て良かったところを挙げてみました。

世界観が魅力的

神社、山頂のご神体、隕石、彗星など、スピリチュアルな世界観が良かったです。

映像と音楽が良い

映像美についてはTVなどでも特集されている通りの美しさでした。

音楽はそこまで良いとは思っていませんでしたが、劇中で聞くと効果的で印象に残りました。

テンポが良い

ストーリーがテンポよく進むので飽きがありませんでした。

張り巡らされた伏線など理解できない部分もありますが、それを気にさせないような勢いと面白さがあります。

ストーリーに着地点が見えずワクワクする

男の子と女の子が入れ替わって、それで何なの?というところから、話が展開しどこに行きつくのかわからないワクワクがありました。

なので、ストーリーはあまり予習しないで行ったほうが良いかなーと。

「黄昏」が織りなすストーリーの妙

映画全体を通じて「黄昏」というのが重要なテーマのひとつになります。

黄昏の一般的な解説。

「たそがれ」は、江戸時代になるまでは「たそかれ」といい、「たそかれどき」の略である。

夕暮れの人の顔の識別がつかない暗さになると誰かれとなく、「そこにいるのは誰ですか」「誰そ彼(誰ですかあなたは)」とたずねる頃合いという意味である。

引用元:Wikipedia

「誰そ彼(誰ですかあなたは)」→「君の名は。」とつながるのも素晴らしいですが、男女の入れ替わりから始まり、都会と田舎、この世とあの世、過去と未来といった対になる概念が「黄昏時」の中で交錯し、展開し、見事にまとまるところに感動を覚えました。

まとめ

さて、「君の名は。」は映画アラフォーや40代以上が観て感動するものかどうかがテーマでしたが、答えは「イエス」です。

隙あらば文句をつけたかったのですが、文句のつけようもありません。

まあ、涙は出ませんでしたが。

今年観た映画の中で、印象に残っているのは「ズートピア」・「シンゴジラ」・「君の名は。」ですが、もう一度観るとしたら・・・「ズートピア」かな(笑)

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